ついに、本日長年ANAで活躍した「B737-700」が姿を消します。
そんな歴史が深い、同機種を今回はさかのぼってみましょう
まず、B737シリーズには「初期タイプ」「クラシック」「NG」「MAX」と4つのグループに分類されます。B737-700は「NGシリーズ」に値しこれは姉妹機であるB737-800と同じです。
ANAではB737-700を導入する前は1992年まではB737-200を使用、そして1995年から昨年退役したスーパードルフィンでおなじみのB737-500を使用していましたが、次世代小型機として、2005年に導入されました。
飛行機マニアの方ならば、誰でもご存じでしょう初号機と2号機には導入記念で従来のブルー塗装から「ゴールドジェット」と特別塗装機として、一躍有名になりました。
ちなみに、なぜゴールドにしたかというと名古屋を見守っている名古屋城の金のシャチホコをモデルとしており、主に中部国際空港の路線で飛ばしていました。
さらに、10号機と13号機には「ANA Business Jet」が導入されました。
これは、全席ビジネスクラスみたいな感じの配列・窓付きのトイレと普通では味わえない機体としてまたもや一躍有名となりました。ちなみに、この機種は世界で初めて導入され航続距離を伸ばしたB737-700ERでした。主に国際線などで導入されました。
そんな、小型機の改革を謳歌していたB737-700でしたが不運なことに姉妹機であるB737-800を導入してからは年ごとに徐々に保有機数を減少させていきます。
なぜかというと、航続距離や座席数も-800の方が効率がよく居場所がなくなったためです。
そのため、国際線からも外され一部機体がエアドゥに移籍するなど波乱な人生でした。これにより、ANAとJALでは小型機はB737-800に統一されました。
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