韓国LCCの今後の未来とは、、、LCCでも大型機を保有する時代が到来か
- @ 釧路
- 2021年5月17日
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従来の韓国のLCCは空港路線数に対して航空会社の数が多く、競合路線が多発し窮乏な状態でしたが新型コロナウイルスを機に大幅に再編されそうな動きが出ています。
【チェジュ航空】
2005年1月設立。B737-800を44機、DHC-8-Q400を1機の計45機を保有している韓国国内では最大手のLCC。
就航路線の90%以上は国際線で新型コロナウイルス発生時は大ダメージを受けた。
一時期、イースター航空やアシアナ航空の買収に介入したがすべて失敗に終わっている。今後の計画としては、今の機種で運航を継続するとの考えを示しています。
【ジンエアー】
2008年1月設立。大韓航空の子会社で機種はB737-800を25機、B777-200を4機の計29機を保有している。今現在の韓国のLCCでは唯一大型機を保有している。この会社では95%以上が国際線だが、777を保有しているため長距離路線も飛ばすことも可能である。
アシアナ航空との合併でLCCの2社が合併されることから韓国最大手のLCCへ変わる予定。
【エアプサン】
2007年8月設立。アシアナ航空の子会社で機種はA320を8機、A321を18機、A321neoを2機、B737-500を1機の計29機保有している。
韓国LCCでは唯一、neo機を保有している。親会社のアシアナ航空の合併によりジンエアーに統合される予定。
就航路線はなお、同じく95%以上が国際線である。
【エアソウル】
2015年4月に設立されたアシアナ航空の子会社LCC。保有機材はA321を7機保有しています。
就航路線のほとんどは日本路線で国際線も全体の99%を占めているなどコロナで苦しい状況が続いています。
親会社のアシアナ航空が大韓航空へと吸収合併されることで子会社LCC統一でジンエアーに統合される予定です。
【イースター航空】
2007年10月設立。保有機種はB737-800を13機、B737-900を2機、B737MAX8を2機の計17機を保有している。
この会社は他のLCCと違いある程度の国内線を飛んでいるほか国内線も多く飛ばしている。
一時期、チェジュ航空に買収される予定が決裂し結局2021年の1月に破産手続きをした。
【ティーウェイ航空】
韓国で最初に設立された名門LCC。2004年に別の名前で設立され2010年8月に現在の社名になった。
保有機はB737-800を30機保有しており単独機の保有会社でしたが、近年LCC激戦から競合路線が多くなったためにA330を購入することを発表している。
【エアプレミア】
2017年7月に設立された新興LCC。新型コロナウイルスの影響で就航が1年延期しており機材の受領も遅れた。
機種はこれまでのLCCとは大幅に異なりB787-9を2機導入しておりワイドボディ機で国際線進出を狙う予定。
【フライカンウォン】
2016年4月に設立されたLCC。機種はB737-800を3機保有しているもののLCC激増による競合路線多発からワイドボディ機の導入を検討中。
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